転職にあたって、自分の人生をかけてやっていく仕事について改めて考えてみた
去年の話だけど、自分達でやっていた会社をCloseすることにした結果(会社がなくなってしまうので)転職しなきゃいけないって事になって、その結果、自分の人生を見つめなおすいい機会がありました。
社会に出てからまだ10年ちょっと。
でもこの先65まで働くとすると、まだ30年も働く期間があるなーと。この先の30年を予想してワーキングプランを立てれればいいけど、実際にそれはムリだなと。
考えて考えて・・・自分が出した結論は、こんな感じ。
- IT業界の10年前を考えれば分かるように、この業界の10年後は誰にも予想できない。
- (予想してもあまり意味はない)
- でもどんな状況になっても、必要とされる人材であり続ければいいだけ。
- てことは、パラダイムが変化してもそれに対応したスキルを磨き続ければいいとゆーこと。
- (逆に言うと、そうでないと使えない人になるかも)
- どうせやらなきゃいけないのなら、自分が楽しいと思う(やる気の出る)仕事がいいな。
- IT自体は、電気・ガスや水道のような生活インフラの仕事になっていくんじゃないかなぁ。
■ 結局、自分が楽しいと思う仕事って何よ?
今までやってきた事がSE/プログラマだし、自分がやりたくてやってきた事なので、能力を発揮できる(=社会から買い値がつく)のはやっぱりSE/プログラマなんだろうなと。
プログラマのタイプもいろいろあると思うけど、
- 調査から完成までのプロセスの「作ること」自体が楽しい人 (知識欲と達成感が満たされるみたいな)
- 作ったものが他人に役立った結果として、それを「喜んでもらうこと」がうれしい人
- あと何だろ、分かんないや。。
僕はこの、2番のタイプです。
作ったものが実際に動いて、その結果として「喜んでもらう」ことが一番うれしくもあり、やりがいを感じます。だから、そんな風に思える仕事がいいなという事に。
■ けんじろうさんが素敵すぎる
そんな中で見つけたエントリーが、こちら。
このエントリーの上段、「私の将来の夢は」の部分。これを見て、この人本当にすごいなー!ととても感動しました。(こんな大人の人は、周りに居なかったもんで。。)
このエントリーを読んだ事がきっかけでいろいろ考え初めて、
- 何で僕は自分にこんな力はないとあきらめているんだろう →自分もできる事があるのでは?
- 転職ってちょうどいいチャンスだよね。
- 自分が受けてきた恩を、そろそろ周りに返す年齢じゃない?
- 自分がやりたいことは「喜んでもらう」ものを作ることだ!
- そうだ、自分が関わらないときよりもほんの少しだけ、日本を良くしたいな。
と、自分がライフワークとしてやって行きたい事を見つけたのでした。
けんじろうさん、本当にいいエントリーをありがとうございます。ブログの文面からも分かるように、素晴らしい人柄なんだと思います。(もし身近にいたなら、確実に自分のロールモデルになっていただろうなと)
いつの日か、お会いしてみたいなーと思います。
■ 人文知
今日、風観羽さんのエントリーで"人文系"という言葉を始めて知りました。この言葉は今まで全く知らなかったけど、僕がツールで実現したいのはまさしくこの事なんだな、と。
webの業界は、ポジティブで、頭がよくて、僕のような凡人では足元にも及ばないすごい人たちが集まっているけど、今のweb業界が向いてる方向を(オレ基準で)大別すると
- 広告やCommerceなどの商業系
- 面白さやつながりを楽しむFun/Funny系
- 知識や考え方を共有して社会を向上させる社会系
に分けられるんじゃないかと思います。そして今は、どちらかと言うと1・2番に偏っているんじゃないかなーと思うんです。
ま、3番は普通に考えると企業ではなく国や自治体の仕事になるし、儲けが期待できる分野ではないから、企業やエンジニアに対する求心力がないので、当然と言えばそうですけど。。
でも、僕はこの3番をやりたい。
webで一通り何ができるかが見えてきたこの辺で、"面白い"を目標にするんじゃなくて、社会を快適にするとか、日本を良くする方向に群集の叡智を活用していい頃なんじゃないかなーと思います。
そんな感じ。