日本をよくするための思考共有ツール(仮)

えっと、考えてることはいろいろあるけど、全体として説明できる内容には全然まとまってないです。その内容をまとめようと何度かしてみたけど、それをしてると(全然まとまらないため)一向にブログに書けないというジレンマが。


そこで、AMM徳力さんのエントリー[徳力] 日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+αにならって、まずはドラフトアウトプット!という事で、こんな戦略を考えてみました。


日本をよくするための思考共有ツール(仮)の進めかた

  1. 思いつくところをとりあえずブログに書いていく ←イマココ
  2. ツールの全体像が出来てきたら、まとめてみる (&似たようなツールがないか調べてみる)
  3. 全体像をベースに、実際に作る過程へ

「似たようなツールがないか調べてみる」を2番に持ってきたのは、リサーチを同時に進めてしまうと自分が持っている考えがブレてしまう可能性があると考えたから。
商用として売る事を目的としたツールの場合は、市場に似たようなものがあるとそれが致命傷になりかねないけど、今回は商用でもないし、スピードもそんなには重視しなくてもいいのかなーと思うので。
3番の工程になったら、皆で議論しつつブラッシュアップできるといいなーと思っています。


では今回は何を書くかというと、"ツールによってめざす効果"について。

僕が28歳ぐらいの頃からずっと思っていることだけど、国会ってうまく機能しているの? という疑問があります。これは否定するとか必要ないとかいう訳じゃなくて、もっといいやり方があるんじゃないの? ということです。


僕もちきりんさん(こちらのエントリー→2009-06-23)と一緒で、歪んだ部分はあるものの、今の日本はすばらしいと思います。また、世界の中で今の日本があるのは、戦後に日本を造ってきた、下支えしてきた自分より年上の人達のおかげなのは確かなので、その部分では無条件に感謝すべきだと思います。
でもね、時代が変わればやり方も変えなきゃいけないのは確かなわけで。


話を戻して。
国会は、僕のイメージでは「国権の最高機関」というだけあって、さぞかし頭のいい人達が集まって、実測値やシュミレーションに基づいて設計された数あるプランの中から、瞬時に、合理的かつクレバーな選択を行って国の枠組みルールを決定するところなんだろうな、なんて思ってました。

でもね、TVから流れてきたのは質疑応答中のヤジ、寝てる人、採択時に党レベルで欠席、しまいには(もうないとは思うけど)牛歩ですよ、牛歩。
もうね、(時給換算したら)どんだけお金もらってる人が、国権の最高機関の一員が、あたま悪いやり方やってんですか。アピールとか、もう要らないから。だいたい、そんな事に使ってる時間はないでしょ、と。


いい案というのは、ITのおかげで瞬時に皆の手まで届くようになってます。
そしてwebはデータベースなので、いい案というのはひとたび発信されるとweb上に残り続けるし、だれでも参照できるのでそれを参照した他人がもっといい案に改良することもできると。
つまり、いい案を集めるための人手や組織は、効率を考えてもコストを考ても、もはや割に合わないだろうと。

だから、こうなればいいと思うわけです。

  1. 議員や視察団体などは一般レベルではできない調査や視察など*1行って、webに判断材料を提供する
  2. 案づくりはweb*2に任せて、webは無数のナイスプランをいくつも作る。
  3. 国権の最高機関たる国会は、それらの案のうち本当にいいのはどれかのディシジョン(決定)を下す。*3


"こうしたい"じゃなくて、あくまでも"僕としてはこうなればうまく行くんじゃないかなー"という意見です。ひょっとしたらそうなる未来が来るかもしれないし、来ないかもしれない。
でも、そうなった時に「使えるツールが存在していること」は、いい事だと思うのです。


というわけで、日本をよくするための思考共有ツール(仮)は、こんなところを目指して作ります。


そんな感じ。

*1:海外の現状視察とか、政府レベルでの協力とか、NHK的な取材とか、そんな感じのこと。

*2:群集の叡智のことを指します。

*3:必要な規制や緩和、落とし穴はないか、付随して考えられる影響はどんなものかといったものを考慮した上で。